「なあ!ひよ!ねーちゃんも!陸斗も!
マリカあるんならマリカしよーぜ!」
さっき放り出したマリカを掲げてそう言う海斗
「ねーちゃんほんとにごめんって!
な?マリカしよ?ひ、ひよもしたいだろ?」
そしてそれに便乗して説教から逃れようとする陸斗
そしてそして、そんな二人からすがるように見つめられる
「ソウダネ、ゲームシヨウカ」
あははと棒読みで応えて立ち上がり海斗の横に座り、ゲーム機を持つ
「…ひよ、やりたくないんでしょ?」
ジトっと見てくる雅についついひきつった笑顔になってしまう
「い、いやー、や、やろうか。」
その言葉を聞いてハアとため息をついた雅
どうやら完全に本心がばれているらしい
「ひよ、海、陸、人生ゲームしようか」
…ありがとう
