「新入生のみなさん。
　入学おめでとうございます！
　聖リストーン女学園」

ここは、聖リストーン女学園。
有名なお嬢様学校で、学園長の新城 衛が
設立した。
そして、今日は入学式。
日本中のお嬢様達がこの学園に集まる。
教室では、お嬢様達の慣れないお友達作りが、始まった。

「ごきげんよう」
「ご、ごきげんよう」
「お名前を伺ってもよろしくて？」
「は、はい！空未 里奈です。」
「私は、新城 エリカよ。」
「エリカさん。よろしくね？」
「オホホホ。よろしくてよ！」
「あはあははは…」

　ガラガラ

「みなさん！おはようございます！
　みなさんの担任になる、本成寺です。
　よろしく。
　そして、今日は入学おめでとう。
　それと、明日は大事な式典が、
　あるので、ドレスで来るように。
　　以上。」
そう言って、先生は、出て行った。
ざわざわと、ざわめく教室。
その中で、一際大きなため息をついている
生徒が、いる。
それが、このお話の主人公。
『空未 里奈』で、ある。