「いーから!貸してくだせぃでぃ!」 「お、おい!やめっ……!」 あたいは親分の言葉も聞かずバッと布を取り上げる。 「んー?親分、これまだ使ってねぇじゃねぇですけぃ。………あっ、ここが汚れてるんでごぜぃますか!」 ………ん?! この汚れ………赤い?!? 汚れじゃねぇ?!?