もう無理



「んー!」

そう言いながら智也の胸をドンドン叩く。
だけどビクともしない。

何度も何度も角度を変えられて
深いキスをされる。

「んー!んっ……んあ」

急に生暖かいものが口の中に
入ってきた。

それが智也の舌だと分かった瞬間
思いっきり智也を突き放した。

「はぁはぁ……最低」

そう言って屋上を飛び出した。

だけど廊下を走ってると、智也に
後ろから抱きしめられた。