もう無理



「はぁ〜……」

屋上に着いた瞬間大きなため息をつく。

あんな風に静かになったら
私のせいみたいじゃん……

そう思いながら空を見てたら
急にドアが開いた。

何?サボり?
全く……授業受けなよね〜。

「あ、いた」


この声……

そう思って声のする方を見ると
そこには予想通り、智也がいた。


なんで来るかな……

「何か用?」

冷たくそう聞く。


「俺は別れないから」