昼からの授業はまさに昼寝たいむ。


ずっと寝てた。ノートや教科書すら開かない。

というより…開くのめんどくさい。

だりぃ、帰りたいと思う七時間目。

我慢できずに立ち上がる。

ちょっとトイレ…と言いながら。

が、素直にトイレに行くようなやつじゃない。

屋上に上がるとタバコをくわえた。

青い空に思いきり吐き出す白い煙…

はぁ…生き返る…

チャイムがなり、教室に戻った。


どこ行ってたの?ー結城が来た。

うぜぇ。何なんだ。コイツ…マジにそう思う。


屋上でふかしてたー

結城笑った。私、きれそうになった。

なあ、最近何なんだ!?私にちょっかい出して何が楽しいんだ?

興味あんだよ、銀髪のねぇーちゃんにー

身震いするほどくっさい台詞…。

モヒカンに言われたかねぇーよ。

やんのか、てめぇ…

言っちまった。

やらないよ。俺、女殴る主義じゃないからー

ざけんじゃねぇ。なめてんのか?ただのバカなのか…。

ヤバイ…私、今、無償にキレそう…

放課後になった。みんなが部活に行くー

私は教室の自分の机の上に座ってる。

そして、辺りを見渡す。なぜか結城が目に入る。

部活いかねぇの?私声かける。

お前だっていかねぇんだろ?と返ってくる。

そのあとの言葉はめんどくさいので発しない。

うちの集会参加する?と結城言い出す。

集会って何の?私。

もちろん暴走族(うち)のー結城。

バカだ。コイツ…本気で関わりたくねえー

けど、ちょっと興味ある…


私強がって言ってみた。参加してやってもいいよって…かなり上から目線で。


そして、結城と私、教室を出た。

周りが騒いでる。銀髪とモヒカンが、一緒に帰ってるって。

めんどくさい…

結城と一緒に集会に参加した。

中々だ。悪くない。


バイクで暴れまわる結城の後ろに乗った私は朝までバカ騒ぎした。


翌日、学校に着いたら、周りの空気がおかしい…。教室に着いて理由がわかった。

私が朝まで騒いでた昨日、他校の生徒にボコられたやつがいた。

大丈夫?私声かける。

奴らっす!!エンスパイア…とボコられたやつがいった。

舌打ちした私、となぜか結城。

結城と顔を見合わせた。

お礼はきちんと返すべきだよな?と結城が振ってくる。

当たり前だ。私はうなずいた。そして、礼参りを決めた。


そうなったら授業なんてやってらんねぇ。

私は念入りに計画を立てた。ふと、結城の方を見ると結城もブツブツ何か言っていた。