こじらせ女子の恋愛事情

「先生って27歳でしたよね?

だから、27歳の等身大の恋愛ってヤツを読んでみたいんですよ」

「はあ…」

27歳の等身大の恋愛、か…。

どうすればいいのかわからなくて戸惑っていたら、
「お待たせしましたー」

ガラッと襖が開いて女性店員が入ってきた。

「あっ、きましたね」

そう声をかけてきた関口女史に、
「そうですね」

私はそう返事をすることしかできなかった。

頼んでいたモツ鍋と熱燗と梅酒がテーブルのうえに並ぶと、
「では乾杯をしましょう」

関口女史がおちょこを手に持ったので、私も梅酒が入ったグラスを手に持った。

「カンパーイ」

カチンと、おちょことグラスがあわさった音が個室に響いた。