こじらせ女子の恋愛事情

「ひどいお父さんだね。

森田くんは、そんなお父さんのことをどう思ってるの?」

そう聞いた私に、
「お父さんなんかいなくなればいいって思ってる。

あんなヤツ、僕のお父さんじゃない。

だって遊んでくれたことなんかないし、プレゼントだってくれたこともないんだ」

松坂くんは答えた。

「1回も?」

私の質問に、松坂くんは首を縦に振ってうなずいた。

「僕のことなんか興味がないから、声をかけてくれたことも笑ってくれたこともないんだ。

僕の成績が悪かった時は叱るくせに、成績がよかった時は何も言わないんだ。

お父さんが僕のことを褒めてくれたことなんて1回もないんだ」

そう話した松坂くんに、
「それで、君はお父さんとお母さんが別れてくれた方がいいと思ってるの?」

私は聞いた。