こじらせ女子の恋愛事情

翌日を迎えた。

定時で仕事を終わらせると、駅前のカフェへと足を向かわせた。

ここで関口女史と待ち合わせをしているのだ。

関口女史は私のスマートフォンを手にとると、昨日まとめた書き下ろしの話を見つめていた。

大丈夫かな…。

松坂くんに言い寄られた悔しさをネタにした訳だけど…今思うと、私もよくやったよな。

まあ、これくらいの仕返しをしてもバチは当たらないと信じたい。

時々関口女史の口から「うむ…」と言う呟きがもれているけれど、悪い評価ではないと信じたい。

そう思いながら待っていたら、
「いいんじゃないですか?」

関口女史が言った。

「ホントですか!?」

嬉しくなって、私は声をあげた。

「等身大と言うテーマにもあっていますし、何より浜崎さんらしいと思いますよ」

関口女史はそう言って、スマートフォンを私に返した。