こじらせ女子の恋愛事情

これは全てクソチャラ男のせいだ!

あいつが余計なことをしたせいで、この結果である。

「あのヤロー、絶対に許さない…!」

邪魔をするだけ邪魔をしやがって…!

悔しさをぶつけるようにギリギリと奥歯を噛みしめても、時間は過ぎて行くだけである。

あんたのせいで書き下ろしの作品のテーマである“等身大の恋愛”を考える時間がなくなっちゃったじゃないのよ!

あんたが余計なことをするから悩み苦しまないといけないじゃないのよ!

これで5月の発売日までに間にあわなかったらどう責任を取ってくれるのよ、クソチャラ男!

この悔しさを何としてでもいいから、クソチャラ男にぶつけてやりたい!

そう思ったら、
「そうだ、これを書き下ろしとしてまとめればいいじゃない!」

突っ伏していた顔をあげると、スマートフォンを手に取った。