「…それで、なにこれ。」 日曜日の午前10時、駅前の時計台。 私と涼は、そこにいる境さんとその隣の帽子を被った女性を観察していた。 「何って、尾行だけど。」 「そんなことは分かってる!」 私が聞きたいのはそういうことじゃなく、 こんな良い天気に何故涼と二人で尾行しなければいけないかと言うことだ。