真っ赤な顔で、少し涙ぐんでる綾子。

その顔は、最高に可愛かった。


「綾子ー?
言いたいことあるんじゃない?」


綾子の両手首を握って、優しく問いかけた。


「な、ないもんっ///」


ここまできて、まだ意地を張る。

そんな綾子も、可愛くて仕方ないんだけど。


「じゃあ、俺このまま離れるぞ?」


そう言うと、何か言いたそうに口をもごもごさせる。


俺は綾子の言葉を待った。

まぁ、言いたいことは、大体分かるけど。


「つ、続き…しよ?///」


恥ずかしそうに、小さく言う綾子。

俺は満足そうに笑って、綾子に軽く口付けをした。


「その言葉、待ってました♪」


恥ずかしそうにする綾子に、今度は深く口付けた。

勉強なんて、もう俺たちの頭の中にはない。

綾子とのあまーい時間が、俺を待ってるから。


《END》