それを聞いた女は、ふわっと笑った。 「良かったぁー。同い年だ」 その笑顔に、思わずドキッとしちまって。 なんで、ドキッとしてんの、俺? 女は、なおも話しかける。 「あたし、坂井綾子。 良かったら仲良くしようよ」 仮にも今は、試合中。 試合中に友達作りって。 ある意味すごいんだけど。 けれど俺は、思わず頷いていた。 「やった。よろしくねー」 女がそう言った時、インターバルが終わった。 2セット目が始まって、そいつはストレート勝ち。