自信なんてなよ、と呟いたわたしに

お姉ちゃんは、はぁ、と

呆れたようにため息をついた。


「あのねぇ、深久。

あのときもそうだったけど、

お互いのことをちゃんと思いあえてたのに

本音で話さないから傷付いたんでしょ?

思ってることがあるなら話す!

たとえ聞くのが怖くても

あとで他人から聞かされたり

関係が壊れてから聞いて余計に傷付くより

よっぽどマシだと思うけど?」

『……、』


お姉ちゃんの言うことは正しくて

返す言葉がなかった。