「んーーっ。ん?」
手に布団ではない感触が…
ゆっくり目を開けてみると
「だっ誰ですかっ?」
私が寝てたベッドの横の椅子に座って
ベッドにひじをついて顔を支えた状態で
私を見てる人形…いやっ男の人が…片方の手で私の手を握ってこっちを見てた。
うわ~。それにしても本当に綺麗な顔した人だなぁ~。
切れ長だけど大きい目に鼻筋のとおった形のいい鼻。
綺麗な肌に小顔。薄い唇。
てか目見開いて固まってるし…。
「あの~…」
「新生賢人。お前は?」
お前って…
「野々口蓮華です。」
「あー男子が騒いでたやつか」
「はい?」
騒いでた?私のことで?
なんのことについて?私なんかしたっけ?
「あーいやなんぢゃない。」
「あ、はい。あの~…手…。」
新生賢人君わすぐに手を離して~……
くれない!!
