恋の花





気になるという先輩の言葉に

私の恋の花のつぼみがぷくりと膨らむ




ずっと昔に閉じてしまっていたはずの
恋の花のつぼみが…




「君のことが好きなのに、気にならないなんておかしいだろ?」


「っ…!」




……私の赤く染まる頬と同じくらい赤い花を咲かせた