恋の花





まだ、彼のことを忘れられない私に

優しく接してくれる男性がひとり




ひとつ上の先輩で

隣に住んでいる幼馴染み



よく遊んだなぁ…

昔からこの人は優しかったなぁ…



先輩と会うたびに昔とは違う先輩の新しい部分を見つけていく




そして、私が気づかないうちに

どんどん前に咲かせた元彼との恋の花は



痛みもなくゆっくり枯れていっていた