恋の花





私に謝り、走っていく彼の背中に



「私の親友の他に
女つくったら私が許さないからっ!」



と、叫んで



「そんなこと、ぜってぇしねぇ!」


と、同じく叫んで返事を返した彼に




涙で霞む視界は光を閉ざし
かすれた声で…



"してるじゃん…バカ!"



と、私とまだ付き合っていた頃の彼に言ってやった