「メッセージの確認は後で勝手にしろ。マナーモードにはこっちでするから携帯を出せ。」
おっとあいぽんさん取られたら困るなー。
いろいろと見られたくないものもありますし。マリリンの寝顔とか。
「オレ預かりますよ。てか壊さなくていいんですか?今携帯探すアプリとかあるし壊した方が手っ取り早いですよ。」
「電源落とせば問題ないだろ。こいつ、なんか図太そうだし、壊して後から請求されると面倒。」
「あぁ、確かに。じゃ、電源だけオフっておきます。」
一人だけニコニコしていた隠密部隊が名乗り出たためあたしのあいぽんの無事が保証された。
というか、なんでこいつはここにいるんだ。君も今日の3年つぶしはお留守番組なのかい。
「携帯に傷つけたら請求していいんですか。じゃあちゃんとお兄さんたちの顔覚えておきます。」
そう言ってあいぽんを差し出すと鼻で笑われた。
できるもんならやってみろって感じかな。
「で、お兄さんたちは何者で、なんでこんなとこに連れてきたんですか?」
すぐに激昂するお姉さんでは話にならなそうなので、お兄さんに話しかけるとまたお姉さんの眉間に皺が増えた。
「てめぇ…あたしを無視してんじゃ…!」
また胸倉に伸ばされた手を今度ははじく。この人いると話進まなそうだな。
「話進まないんで静かにしておいてもらってもいいですか?」
お姉さんの眉間の皺がさらに深くなった。そのまま皺として残ってしまえ!

