「あ、ごめんなさい、笑うつもりはなかったんです。ただ、あまりにもタイミングが…」
「てめぇ、ふざけてんのか…?そのピロピロ鳴ってんの切れ。」
「わ!最後まで邪魔されずに言えましたね!」
「お前がおれらを馬鹿にしてるのはよくわかっ…」ぴろん!
「あぁ!惜しい!」
「いい加減にしろよ!!遊んでんじゃねぇ!」
ちょっと調子に乗ってしまったのは認めるが、こんなことで胸倉をつかんでくるお姉さんにはちょっと引いた。
あと口が悪いお姉さんはあんまりよろしくない。丁寧な言葉使おうよ。
「あの、痛いんですけど…」
「うるせぇ!調子乗ってんじゃねぇよこのっ…!」
「いっ!」
お姉さんの平手打ちを食らってしまった。
こういう時『キャッ!』とか可愛く言えたらいいだろうけど、痛い時にそんな声でないよね。
「すみません、メッセージの確認したらマナーモードにするんで、待ってもらってもいいですか?
あたしも、事情も分からず殴られるのはちょっと遠慮したいんで。ちゃんと話させてください。あ、話するのはお兄さんとがいいです。すぐ手を出す人嫌いなんで。」
あたしの胸倉をつかむ手を掴み返し離させる。
ちょっと力を入れただけなのだが、お姉さんはつかみ返されると思っていなかったのかびっくりしたようにすぐに手を離した。

