「なぁ、なんでお前がこんなところに連れてこられ…」ぴろん!
「あ、すみません。」
男リーダー(仮)が話始めた途中で遮るようにあいぽんが鳴ってしまった。
きっと帰りが遅いことを心配した心優しきマリリンが『どこ行ったの?』などの心配メッセージを送ってきてくれたのだろう。
「お昼休みだったんでマナーモード切ってました。」
敵さんからしたらかなりどうでもいい情報を口にすると、女リーダー(仮)の眉間に皺が寄った。
「何、気の抜けたこと言ってん…」ぴろん!
「あ、すみません。また鳴っちゃった。」
先ほどからことごとく遮るようになるあいぽん。
あれか、あえて空気読まないぜ的な。
「ぴろんぴろんうるせ…」ぴろん!
「…ごめんなさい。」
ここまでちょうどよく発言にかぶせてくるとなると、もはやどこかで見ているのではと疑ってしまう。
隠しカメラとかあるのかも!
ついキョロキョロと隠しカメラを探してしまうと、部屋の中の人たちの空気がイライラしたものに変わっていくのが感じられた。
「てめぇ、なに余裕かまして…」ぴろん!
「あ…ふふっ」
どうしよう、面白くなってきて笑っちゃった。

