午前中の眠たい授業を終えて、教室でマリリンとお昼ご飯の準備をしているとそこにいつものように銀次郎が現れた。
「今日は教室で待機。参加するなとのことだよ。」
「え!なんで!」
銀次郎は伝令役なわけで、このわんこに文句を言っても仕方ないのは分かっているが、つい声が大きくなってしまった。
「くるみ、声でかいよ。なんか、今日は先輩方が気合入ってるから参加してほしくないんだってさ。ちなみにオレも待機。一緒にお留守番しよう。」
「俺も今日は部活行かないから一緒にいる。」
せっかくかっちゃん先輩たちに激励してもらったのに、参加しないんじゃ仕方ない。
どうにかして様子を見に行くとかできないのかな。
「勝手に動いたら海先輩に怒られるからね。」
「…そんなのいつものこと…」
「ダメだよ!絶対!くるみは怒られるのに慣れてるかもしれないし、丈夫だからいいけど、オレと江橋は怒られるの嫌だからね。」
銀次郎のまるで捨て犬のような目に、仕方なくうなずく。
銀次郎とマリリンを人質にするなんて、さすが海先輩だ。
「ちなみに、どこでやるとか言う情報は…」
「ない。」
「ですよねー。」
どうしたもんかな。

