「俺はお前の事そんな尻軽だとは思ってないからなんの問題もないけど、今のお前の行動を見て敵視する奴は割と多いと思う。特に女子。

だからちゃんと好かれてることと嫌われてること自覚して動きなよ。」


「的確な指摘ありがとう。」


「くるみはアホだし、考えなしだけど、相手を傷つけない選択をしてるからこの状況になってる。だからこれは仕方ないのかもしれないけど、俺は心配だよ。いろいろな意味でね。」




マリリンの手が伸びてきて頭をわしわしされた。

マリリンはあたしのこと本当によく見ているな。


こんなに心配されるなんて、あたしは幸せ者だな。なるべく心配かけないようにしないと。




「くるみ、心配かけないことと、お前が黙っていろいろ誤魔化すことは違うからね。そこは間違えないように。」


「マジでマリリンはあたしのことなんでもお見通しなのね。本当にエスパーだったりする?」



「んなわけないだろ。」




それならなんでこんなにバレてしまうんだろう。

マリリンなら超能力の一つや二つや三つ使えそうだから怖いよ。