それいけヒーロー部


委員長はきっととてもまっすぐ真面目な人なんだろうな。


そして自分の感情に対して素直だ。

自分がいいと思ったことには良と言い、ダメだと思ったことには悪と言う。



先ほどの委員長の話ぶりからして、現時点であたしは委員長の中では良とみられている。


あたしの委員長に対しての絡みって相当うざいものだったと思うけど、それでも良とされているのはとても不思議だ。


まぁこの際何が理由で良いとされているかは気にしない。

あくまで結果重視ということで。




「ヒーロー部とは、ですか。」


「説明できないのか?」


「いや、説明は簡単です。読んで字のごとく。ただのヒーローですよ。」




さっき委員長は捕まえるのかという問に対して『できればしたくない』と言った。


つまり、あたしの返答次第でいかようにもなるということだ。


ここであたしが間違えなければ、風紀はこちら側につく。

生徒会、風紀の二つが味方に付けば後叩く場所は一か所ということになる。



「…ヒーロー部は何を目的に活動している?」


「あー、委員長いったん待ってもらってもいいですか?

これ以上の話をするには、まず委員長の考えを聞いてからじゃないと難しいです。」



「どういうことだ?」


「こちらにもいろいろと事情があるんですよ。

ただ、一つだけ言っておきますがあたしは委員長の敵にはなりたくないです。できれば味方でありたい。」



「それはオレも同じだ。…そのためにも、お前の質問にまず答えた方がよさそうだな。」