それいけヒーロー部


委員長に視線をやると、また目が合った。



「…いいんちょ、今日は熱烈に見つめてきますね?」


「……そういう牧村は目をそらしがちだな。」


「今日のくるみちゃんはナイーブさんなんです。…慰めてくれます?」



委員長の言いたいことは分かった。

慰めてという前に、言葉でずいぶん慰められた。



委員長はあたしのしたことを「悪いことではない」と肯定してくれているんだろう。


でもそれではマリリンが傷つくだけなんだ。
だからやっぱりあたしが悪い。



「……頭をだせ。」


え、なんだろう、ぶっ叩かれるのかな。
気合いれるみたいな。



「…早く」


珍しく顔をちゃんと見てくれる委員長の言葉に従って頭を出す。

すると、そこに温かい重みが乗せられた。


そしてぎこちないながらに動かされる。


…これは、頭を撫でられている……?!




「え、いいいいいんちょう?!」



女子が苦手な委員長が、うざがらみするあたしの頭を、撫でている?!

一体何が起こっているんだ?!天変地異の前触れか?!



「…嫌だったか?」

「え、いや、あの、嫌じゃないですけど…委員長が嫌なんじゃ…」


「…慰めろと言っただろう。」



言ったけど、言ったけども!!

こんなことになるとは思わなかった!



「触っても平気なんですか?」

「…牧村なら大丈夫みたいだ。」

「それは良かったですね…」