「風紀のマークが外れたってのはいいことだ。

でも、なぜだか風紀委員長がくるみのことを気に入っているみたいだから、ボロは出さないように気を付けること。」



「サー、イエッサー!」



「そんで、須藤先輩と和解したのも偉いよ。須藤先輩は元風紀。何か知っているかもしれない。

ついでに言うと、今の風紀委員長は退学したあいつのことを知っている。同じクラスだったからな。」



「あ、そうか。そういえば委員長は2年生でしたね。海先輩たちとタメか。」



「そういうこと。

くるみ、ちょっと風紀委員長に取り入って、話聞いてみて。そこから、このくそみたいな学校の膿が見えてくるかも。」



「サー、イエッサー!」