「くるみちゃん、勝手にいなくなるのは良くない。何かに巻き込まれたかと思うでしょう?」
「いや、普通に学校生活送ってたらそんな発想にはならないと思います。」
「しかもくるみちゃん、江橋にオレらの事言っちゃったでしょ?」
「それはだって仕方なくないですか?急に連れてかれて何してきたのって聞かれたら、そりゃあ答えますよ。」
「…口止めを後回しにしたのがまずかったか。まぁ江橋なら大丈夫だろう。」
「あのーすんません。今回の話は、あの噂の覆面のヒーロー部の正体があんたたちで、くるみをそこに勧誘したってことであってます?」
「江橋は理解が早くて助かるよ。…そう!オレたちはこの学校を裏で守るヒーローなのだ!!」
あたしにやって見せたように葛西先輩がマリリンの前で決めポーズをして見せた。
そしてなぜかそれをキラキラした目で見ている周りの三人。
そう言えばさっきはいなかった奴がいる。
予想はしていたけど、彼が宇宙人の中身の人なんだろう。
「…海先輩もこの人たちと同じなんですね?」
「まーそういうこった。これからよろしくな、くるみ!」
宇宙人の中身である大文字海。
あたしとたいして変わらない身長に、短い黒髪、きれいな黒目でつぶらな瞳。
一見すると中学生のようなこの人だが、気の短さとケンカの強さは一級品。
あたしと同じ中学の出身で、この人の名前を知らない人はいなかったと言っても過言ではなく、悪い意味でとても有名だった先輩だ。
ちなみにマリリンが関わらない方がいいといった二人のうちのもう一人でもある。

