「あ、そうだ。いいんちょー。あたしからも質問いいですか?」
質問大会を経て、委員長があたしの目を見たまま話しをすることができるようになってきた。
これは多大な進歩だ。
しかも会話も片言じゃなくなってきている。
委員長やればできる子じゃないですか!
「なんだ。」
「あたしが今日ここに呼ばれた理由は、あの先輩のことといいんちょに質問攻めにされることの二つでオッケーですか?」
それだけのために呼ばれたとすると、委員長は相当暇人という印象になりますがいいですかね。
「…忘れてた。」
「え、他に要件あったんですか?」
「須藤…あの万引きの奴が停学になったのは一週間。来週には出てくる。
停学と言われたときに、『あの女のせいで』と言っていた。お前のところに、行くかもしれない。」
え。そんな大事なことを伝え忘れていたんですか委員長。
あたしの身に危険が迫るかもしれないことを、忘れてたの一言で済ます気ですか委員長!
「それは忘れられたら困るやつじゃないっすか…」
「すまん。話に夢中になった。」
そ、そんなこと言ったってな…う、うれしくなんか、うれしくなんか、あるわ!!!
なんだあたしとの話が楽しくて夢中になったてか?なんだそれ嬉しすぎだわ!
あの、女の子苦手片言委員長があたしと話すの楽しかったってさ!嬉しいね!
「いいんちょ、あたしもお話しできて楽しかったっす!また質問コーナーしましょうね!
でも大事な要件はもう忘れたらダメっすよ!」
「悪かった。」
素直に謝れる委員長可愛すぎかよ!

