それいけヒーロー部


とりあえずもう授業が始まるからいったん授業を受けろとのこと。



海先輩はなんの用事があって2年のフロアにいたのかは聞けずに終わってしまった。




マリリンも仕方なく海先輩に従う。

というか今から行っても副会長も授業中だということで海先輩が説き伏せた。




天使を説き伏せる悪魔…海先輩の手にかかったら天使も堕天せざる負えないってか。

最強かよ。



自席に座るとあいぽんがメッセージを受信した。

『放課後、本部集合。』



もしかしたら昼に生徒会室であった一大抗争についての話をみんなでするのかもしれない。





「マリリン、放課後も行ったらダメだからね。」


「…集合かかったから行けねえ。」


「え、海先輩?」


「そう。」





海先輩ったらマリリンにも集合かけたのか。


まぁ、マリリンも実質ヒーロー部みたいなもんだからな。

情報共有は大事だわな。





授業が終わって荷物をまとめる。

マリリンも同じように荷物をまとめているが、今日はちょっとのんびりだ。





「マリリン、また明日。」


「おう。」



二人とも集合がかかっているときは別々に教室を出る。


些細なことかもしれないが、周りに今日の帰りは別なんだと印象付けておくことも大切。




先に教室を出て向かうのは華道部の部室。


めったに人が通らない4階の奥まったところにあるため誰かに見られるということもほぼない。

部屋の中に入ると、そこには海先輩しかいなかった。