「なんだよ?」
二人の優しい(仮)オーラにあてられたのか、風紀くんが少し緊張を解いた。
これで口が緩めば何か聞き出せるかもしれない。
「最近生徒会から張り出されたポスターのことなんですけど…。」
おっと、いきなりそこに行くか。
まぁ海先輩は前から風紀に目を付けられていたみたいだし、当然と言えば当然か。
「単刀直入に聞きます。
お二人はヒーロー部の一員ですか?」
「違う。」
「オレも前からちげぇって言ってんだろうが。何回同じ話させんだよ。」
二人とも即答。
マリリンは本当に一員じゃないから嘘は言っていない。
「…そうですよね。すみません、変なこと聞いて。
確かにこの間オレのことを助けてくれた3人の中にあなたたちはいませんでした。」
今度はこちらの番だ。
「前って…ヒーロー部に会ったことあるんですか?」
「そうなんです、お恥ずかしいことに風紀にいながらもオレは貧弱でして…。
あ、昨日あなたが話していた二人とその友達の人たちに返り討ちにされてしまったんです。
そしたら、どこからともなくヒーロー部の人たちが来てくれて、助けてもらいました。」
そうでしたね。
あたしもばっちりその場にいましたとも。
そして、たかちゃんという変態とエンカウントしてうわぁってなりましたとも。
「そうだったんすか。あぁ、だから昨日の先輩たちは君に謝っていたんすね。」

