「くるみ、どこに行ってたの?」
途中で先輩たちとも別れて教室に戻ると、机であいぽんをいじるマリリンがお出迎えしてくれた。
昼休みになってすぐに自販機に行ったから、昼休み中一人にさせてしまった。
「風紀室に呼ばれて行ってた。
うーわ、予鈴なったし…また昼飯食い損ねた。」
「5分あれば食えるだろ。話はあとでゆっくり聞くから先に飯食っちまえよ。」
「さっすがマリリンわかってらっしゃる。」
その後、家から持ってきた菓子パンをもそもそと食べていると授業が始まる本鈴もなってしまった。
次の時間は担任の菩薩様の授業だからまだ食べていてもいいだろうか。
というか、パンがもさもさするからバナナ牛乳を買いに行ったというのに、先輩たちとしゃべりながら飲み干してしまったせいで今手元に水分がない。
「マリリン、飲み物を恵んでくださいませんか。」
「飲みかけでいいならどうぞ。」
「ありがたき幸せ!」
マリリンがカバンからペットボトルのミルクてーを出してくれた。
「牧村、もう授業が始まるってことは理解してるよな?」
「先生、あたしそこまで馬鹿じゃないっすよ。チャイムもちゃんと聞こえましたし。」
「…じゃあパンを食うのをやめろ。」
「でもこれを食べないとあたしお腹空いて授業に集中できなくなってしまうんです。」
「いつも集中していない奴がもっともらしい理由を言うな。パンは終わってから食え。没収だ。」
なんと!
お昼ご飯を食べれないのはくるみちゃんにとって大ダメージなのよ!
ということで、パンを没収するために近づいてくる担任のスピードより速く口の中にパンを詰め込む。
小学生の時とか、口にどのくらいコッペパン詰められるか挑戦したな…
「お前、喉に詰まらせて死ぬなよ…」
無事に担任にパンを取り上げられる前にすべてを口に詰め込むことに成功したが、みんなにかわいそうなものを見るような目で見られたから精神的にしょんぼり丸になりました。

