それいけヒーロー部


そうでした。


美術部エースのマリリンにポスターを描いてもらおうという話でした。



ここまで来るのに、なんて無駄な遠まわりをしたんだ。


誰のせいだ。あたしのせいか。




「マリリンにポスター描いてもらうにしても、なんのポスターですか?」



「悪いことしたらヒーロー部が来るぞ的なことでいいんじゃね?

あと、悪を許さないってこととか。」




「それを作って、だれが貼るんですか?

学校の中で配ったり貼ったりするにしても、風紀や教員の目があるから、あたしたちではできないですよね。」



「そこは、あいつらに任せよう。生徒会。」



「そんなことしたら生徒会がこっちの関係者ってことがばれちゃうじゃないですか!」



「いいんだよばらして。

あいつら一応生徒に支持されて生徒会になってるんだから、あいつらがこっちの味方ってみんなが認識したほうが味方が増える。」



「生徒会にちゃんとこの話を通してからになるとは思うけどね。

江橋、頼んでもいいかい?」



「別にいいっすよ。」



「マリリン、ヒーロー部でもないのにごめんね?」



「お前が関わってる時点で俺も入ってるようなもんだろ。

今更気にすんな。」





そう言ってあたしの頭に手を置いて撫でくり撫でくりしてくれるマリリンにされるがままになっていると、海先輩に頬っぺたを引っ張られた。




「何すんすか。」


「なんか顔が気持ち悪かった。」



「ただひたすらに失礼っすよそれ。」