「あー、すいません、ちょっと自分でなんて言っていいかわかんなくなってきたんすけど、現状としてこの学校に悪があるからあなたたちはヒーロー部を作った。
それは、悪を倒してこの学校をよくするためだ。
そのための活動である力による制裁ってやつは、悪に対抗するうえでは必要なものだと思うんです。
もちろん、全部を殴り倒せばいいというものではないけど、あんたたちはそこらへんは理解して対応してる。
それを暴力だ、退学だと騒がれるとしたらそれは…」
「民衆の意見がこちらの想いと重ならなかったとき、だな。」
マリリンの言葉の続きを言い放った海先輩。
海先輩を見てマリリンも首を縦に振った。
「江橋の言いたいことはわかった。
つまり、切り捨てて逃げろっていう前に、民衆を味方につけてそんな声さえあげさせない状況を作り上げるほうが大事ってことだな。」
「まぁ、俺の一意見として、ですけどね。
学校の偉い人が出てきた場合はなんともわからないっす。」
そう言ってマリリンはもう自分の言いたいことは言ったとばかりに、あいぽんをいじり始めた。
「マリリンすごい。頭いい。かっこいい。」
マリリンににじり寄って頭を撫でてあげるともっと撫でろということなのか、頭を摺り寄せてきたのでもっとわしゃわしゃに撫でてあげた。
周りのその他大勢になんとも言えない顔で見られた気がするけど、なにも見えていないということにして無視した。

