ーそして電車に揺られること40分ー



「まもなくー本条高校ー本条高校ー…」


もうすぐだ。ドアの方に行かなくちゃ。


結,?「痛っっ!」


結「あっ!すみません!お怪我はありませんか!?」


?「いえ。こちらこそすみません!」


?「あっ。そろそろ時間なので行きますね。それでは。」


結「あっ。はい!」


そうだ!高校行かなくちゃいけないんだった!


「まもなくードアが開きますードアが開きますーお足もとにお気をつけてお降りください」


プシューッ


結,?「あれ?」


開いたのはあたし達が行こうと思って待っていたドアの反対側のドアだった。


?「あはは…逆でしたね。」


結「ですね。」


?「行きましょうか。」


結「はい。そうですね。行きましょうか。」


あーもーなんであたしはこんなにも馬鹿なんだろう。普通は見て分かるはずなのにぃ~!

もう自分の鈍感さに呆れてきたよ…

そういえば…

さっきの人も間違ってたよね!?

やったぁ!

同類の人がいたぁ~!

嬉しい!