6月に入り冬服から夏服に変わった。
まだ肌寒い日もあれば夏服でも暑い時がある。
蝉も鳴き始めた頃の初夏。
冬服と比べ涼し気な夏服となりクラスも一気に明るく感じた。
毎年感じてきたことだが新鮮な感じがしてとてもよかった。


ア「あー!暑いー!!!!」
ソ「うるさい 地球に言いなよ」
ア「地球さぁーーーん!!暑いよぉー!!!!」
ウ「バカが騒いでる」
ソ「全くだ」
ア「ソラくん?!?!やれって言ったの誰かな?!?!」
ソ「ん?やれとは言ってないぞ?地球に言えと言っただけだぞ?」
ア「うっ…」
ソ「それより、ウミカーディガン着て暑くないのか?」
ウ「え?全然。快適だよ。」
ア「元々イカれてたがもっとイカれたな」
ウ「褒め言葉ありがと」
ソ「褒め言葉なの?!?!」
ア「おう!」
ソ「2人とも大丈夫?!暑さで頭やられた?!」
アウ「いつも通りだよ」

ア「つーかー蝉うるせーよー」
ソ「蝉は1週間くらいしか生きられないから今のうちに『助けてー!助けてー!』って騒いでるんだよ」
ア「頭やられたのはソラの方だったな」
ソ「普通だ普通」

ウ「でも、蝉鳴くと夏きたなぁーって感じない?」
ア「それはするけどおれたち部活入ってるわけじゃないから『大会に向けて頑張るぞぉー!!!』とかないから夏来ても暑いだけなんだよな」
ソ「それはわかるね」
ウ「高校生活最後の夏だから夏休み海行こうよ」
ア「ウミがダジャレ言った…」
ソ「ウミが海行こう…」
アソ「紛らわしいな」
ソ「まぁでも思い出作りに行くか?」
ア「海だぁーーーーーーー!!!!」
ウ「なに?なんか用?」
ア「いや、お前じゃなくて水の方の海な」
ウ「知ってるよアオイはやっぱりバカだね」
ア「うっざっ…」

ソ「まぁ、予定は後で決めるとして夏休み前に考査あるけど大丈夫?」
ア「よゆーよゆー1桁は楽勝」
ソ「頭いい奴は楽でいいな」
ウ「僕もよゆーよゆー(棒)」
ソ「え、ウミって頭いいのか?」
ウ「毎回20.30ウロウロしてるかな」
ソ「おい…まじかよ…授業中寝てるよな?起きててもボーっとしてるよな?!」
ウ「ボーっとしながら聞いてるんだよ」
ア「そーゆーソラはどーなんだよ」
ソ「ウミと同じくらいかな?」
ア「なら誰も補習ないな!」
ア「海だぁーーーーーーー!!!!(2回目)」
ソ「はいはい」