引っ越して3ヶ月がたった6月上旬、学校でexamがあった。examとは、定期テストとかのことだ。
他のみんなはexam前に「ねぇ、ここって何?」「ここは◯◯だよ」とか言って助け合ってるというのに私は1人で全てをこなさなければならなかった。
examも終わり、もうすぐ夏休みをむかえようとしていた私にこれまた苦痛な知らせが舞い込んだ。
"日本人会"
これはバンガロールに住んでいる日本人が集まってダンスを披露したり、ご飯を食べたり、おしゃべりしたりするパーティーのようなものである。
私はそんな憎たらしい集まりなんて行きたくなかった。
どうせ1人になるだけ。私が避けてきた人達の中ににわざわざ自分から入らないといけない。
考えるだけで頭が痛かった。
そんな時、彼女に出会った。小河原 美里。
私ははじめ、美鈴に彼女の悪口を言われていたので、彼女は悪い子だと思っていた。
だから私ははじめ彼女に警戒心を抱いていた。
しかし、話してみると彼女の印象はガラリと変わった。
私と同じ思いをしている子だということがわかった。
でも私は彼女に心を開くことができなかった。
今私が見ることのできる範囲はマトリョシカの大きな外見だけ。
きっとまた心を許す頃を見計らって殻を脱ぐに違いない。
そう思っていた私だったが、心のどこかで「彼女を信じたい」と思っていたのも嘘ではない。
他のみんなはexam前に「ねぇ、ここって何?」「ここは◯◯だよ」とか言って助け合ってるというのに私は1人で全てをこなさなければならなかった。
examも終わり、もうすぐ夏休みをむかえようとしていた私にこれまた苦痛な知らせが舞い込んだ。
"日本人会"
これはバンガロールに住んでいる日本人が集まってダンスを披露したり、ご飯を食べたり、おしゃべりしたりするパーティーのようなものである。
私はそんな憎たらしい集まりなんて行きたくなかった。
どうせ1人になるだけ。私が避けてきた人達の中ににわざわざ自分から入らないといけない。
考えるだけで頭が痛かった。
そんな時、彼女に出会った。小河原 美里。
私ははじめ、美鈴に彼女の悪口を言われていたので、彼女は悪い子だと思っていた。
だから私ははじめ彼女に警戒心を抱いていた。
しかし、話してみると彼女の印象はガラリと変わった。
私と同じ思いをしている子だということがわかった。
でも私は彼女に心を開くことができなかった。
今私が見ることのできる範囲はマトリョシカの大きな外見だけ。
きっとまた心を許す頃を見計らって殻を脱ぐに違いない。
そう思っていた私だったが、心のどこかで「彼女を信じたい」と思っていたのも嘘ではない。