そして私は決めた。マトリョシカの殻をかぶると。女子になるんだと。

それからというもの私は興味もないアイドルの話にあいずちをうち、やるつもりもないダイエットの情報をインターネットで調べ、何か自分を表現するものがないとと思い、ヘアアレンジを色々覚えた。

全てはここで生きていくためだった。