あなたへの精一杯

外にでないと家に帰れない...
出たくない...
帰りたくない...

「梓...」

「な。なに?」

「そろそろ。話した方がいいと思うよ。」

「何を?、誰に...」

「わかってるでしょ?梓の過去のこと。朝日奈悠真にもだけど..なにより」

「岡崎翔也さんに」

私はその言葉を聞いて自然と足がすくんだ。
その場に止まったまま。

「いう必要あるかな...」

「...え?」

「言ってもさ、馬鹿にされて校内に広まるだけじゃん?私には何の得も...」

「梓!!」

「...」

「本当に、岡崎翔也さんのこと好きなんでしょ?!大切なんでしょ!?」

「...」

「大好きな人。信じないでどうするの!」

「...」

そうだ。ゆっちゃんは
あんな写真を見せられても涼介さんのこと信じてた。
気にしてなかった...

私は何をしてるんだろう。

過去を引きずって大切な人にも打ち明けられない。

馬鹿な人間だ

「そうだね......」

「うん。」

「私、どうかしてた。怖かったんだ...」