あなたへの精一杯

「そろそろ帰ろうか」

窓の外を見るともう、赤く染まった空。

赤く...
赤く...

ドクン...

赤...


「もう、こんな時間か。楽しい時間は本当にあっという間なんだね。
一緒にかえろ、梓」

「梓?」


............

『あんたが悪いのよ。』

『いや!いやぁぁ。ごめんなさい、ごめんなさい』

ジャキ...


 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

『わたし、あなたのこと嫌いなの。』

『ひっ...や、や、いや!』

『目障りだから消えてもらいたいなぁ』ニッコリ

ドンッ

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

「...ず!」

「...」

「あず!」

「はっ!ゆ、ゆっちゃん...」

「どうしたの?!」

「ご、ごめん。なんでも...ないよ」ニコ

「...っ、なんかあったんでしょ?!どうして何も言ってくれないわけ?」

「...ほんとに、なんでもないの」

「な。なにがあったの?」

朝日奈くん...そうだ。朝日奈くんは何も知らない。

「まあ。」

ゆっちゃんが答えてる

「そっか...」

きっとこれ以上ふみこんだらまずいって思ったんだろうね

「ねぇ。まず答えて梓。朝日奈悠真の前で言ってもいいわけ?!」

「...赤。」私は空を指さした

二人の視線がそっちに移る

「なるほどね...わたし、送ってくわ」

「お。おう。またな」

こくり。

頷くしかできない。