あなたへの精一杯

翌日
「ってことがあったの!」
私は早速ゆっちゃんに話した。

「もしかして、梓しらないの?」

「え?」

「岡崎翔也さん、この学校の男子の中で一番モテるんだって」

「え、そーなの?!」

「うん、ファンクラブとか結構できてる。中学の時から出来てたらしいよ」

「え…全然知らなかった。確かに顔立ちとか綺麗だった」

「まーね。
岡崎翔也さん、そのせいで恋とか出来なくなったんだって」

「え、どういうこと?」

「岡崎翔也さんが中学三年生の時。岡崎翔也さんの友達が、岡崎翔也ファンクラブの中の子に恋して、その子に振り向いて欲しくて[翔也は、彼女いるよ。諦めな]って嘘ついたんだって。
そしたら、その子号泣してファンクラブ部長と皆に報告して岡崎翔也さんの恋人をつき止めようってなったの。そして、岡崎翔也さんには女の子の幼馴染みがいたんだ?その子が怪しいってことになってファンクラブの子達はその子をいじめたの。」

「え、ありえない…」

「それで、その子は不登校になり、自殺した。
でも、その岡崎翔也さんの幼馴染みの子には彼氏がいたんだ。
それを知ったファンクラブの子は悪いと思わないで、[彼氏いるのに岡崎翔也と馴れ馴れしく仲良くしてるからよ]って…」

「そんなことあったの…?岡崎先輩辛い思いしてたんだね」

「うん。これ、岡崎翔也さんと同じ中学だった2年の先輩が言ってたから、噂とかじゃなくてガチだと思う。」

「へ…へぇ。そ、そなんだ…」