あなたへの精一杯

「え?でも、それじゃ、また誤解されて彼女さんいじめられるんじゃないの?」

先に口を開いたのはゆっちゃん。

正当な返事だ。

私は、ショック過ぎて言葉がでない

「いや、翔也先輩告られたらOKするって感じで抜けがけとかそういうの誰も気にしなくなったから、好きなら告白する。って感じだったみたいで、そういうのはないらしい。」

それに、翔也先輩も陰口とか言うならおれと付き合えよ
みたいなこと言ってたらしいし。

と、朝日奈くんが付け足した

「へー」

ゆっちゃんが答える

私はというと黙ってる。

それに察した朝日奈くん。

「あ、でも。
それは、高1の間だけだったらしいから。もう安心してもいいと思う。」

王子様スマイルつきで励ましてくれた

「うん、ありがとう。でも大丈夫。
私、そんなんじゃないからね?」

無理に笑って見せた。

私はわりと、嘘の笑顔をつくるのは得意。

笑ってないと、もう私の取り柄が無くなるから。

だって、周りからもそう思われてる。

それを分かってるのはゆっちゃんだけで。

見抜けるのもゆっちゃんだけ

きっと朝日奈くんはわからないと思う

「無理に…」

「え?」

「無理に、笑わなくていいと思う。
辛いなら、泣きたいならそんな顔しちゃダメだよ」

「あ、朝日奈…くん…?」

うつむきながら私に訴える朝日奈くん。

なんで、わかったのかな