なんとかその後屋上までたどり着く。

無言。

むごん。

「で、」

「はい?」

「花野はなんで姉貴とのことがあってから屋上来なかったんだ?」

「え…」

岡崎先輩が好きなのに、他の人と仲良くしてるように見えた…

なんてこと言えない

「えっと…裏切られた感が…」

それしか言えなかった

「ふーん。」

冷たい返事。

聞いたのそっちなのにー


「てか、裏切られたってなに?」

少し間が開き質問してきた岡崎先輩

「いや…っと」

そこまで聞かれると思ってなかった

「なに」

私の目をじっと見てくる岡崎先輩。

やば。

目をそらした


「えっと恋しないとか言ってたのに彼女作るとかー……って感じですね。はい」

自分で納得するしかなかった。

「あっそ。」

ムッ。

塩対応すぎる。

「ちょっと、対応冷めたくないですか。」

とムキになり言う

「は?いつも通りだろ」

「いつもよりかなり冷たいです」

と答える

「…………そーだったかも。わり。」

と謝ってきた

「え?」

「なに…?」

「いや!いやいや!」