あなたへの精一杯

「あ、はい!」

先生や授業中の生徒に見つからないように走って玄関まで向かう

岡崎先輩、早いー

「早く早く」

小声で呼びかける岡崎先輩。

いやいや、あなた速すぎますって。

私がそこまで足が速い人に見えますか?!

はぁ。はぁ。
疲れた…

「ん。」

軽く走るスピードを弱め私に手を差し伸べてきた

なんか、リレーのバトンを待ち受けてる人のよう。

「?」

なんで手?私転んでないんだけど…

岡崎先輩は、「ちっ」と舌打ちし、私の手をつかんだ

「なっ!/////」

て、テ、手!

手が…

岡崎先輩と手つないでるとか…

そんな事を考える日まもなく超絶速いスピードで走る先輩

手、暖かいな。

ゴツゴツして角張ってて男の人らしい手。

なんか、和む。