あなたへの精一杯

ガラッ
いつもと変わらず重い扉。
扉を開けたら一気に風が吹く。
いい風。そう思っていると、屋上の柵のところにもたれ掛かってる岡崎先輩。

風でなびく髪。

見惚れていると後ろを振り向いてきた。
風のせいで前髪が揺れ、目が隠れてる。
隙間から見える目がなんとも美しく
胸の奥がキュッとなる

「よ。」

いつも通りの岡崎先輩

「お、おはようございます。」

ぎこちない私

「さいきん、来てなかったから、景色みたいだろ。」

「え、あ…」

岡崎先輩は自分のいた、特等席のような一番景色が見やすいところを私へ譲った

「ん。」

そういうツンデレで、気遣いのできる岡崎先輩…

「ありがとうございます」

しばらく景色を見つめ、風の音しか聞こえない