あなたへの精一杯

「そのため、兄にはたまには部活に行ってきて。といい、二人で話しました」

「私が、どうしてこんなことするんですかって聞いたら」

「っ......殴りかかってきて
そのあと......その...あと...」

「...あんたが悪いのよって包丁を突きつけられ...必死に謝っても聞いてくれず、抵抗したおかげで、あいにく耳の方を刺され、命に支障はなかったんですけど...」

私は髪をよけた。

耳の下に、うなじのところにかけて数10センチの傷跡。

「手術しても、ここまで跡が残りました。
私はそのとき血だらけになって倒れ、おばさんは逃げたそうです。
見つけたのは兄で、すべて親に話したらしいです」