「理人。うるさい。くるみちゃんの前でそんな話しないでよ。ここにいるのはくるみちゃんなの。KY!!」


不安そうな私の顔を見たからか。


優衣ちゃんは理人くんと恭也くんの話を止めた。


そして理人くんの腕をバチンと叩いた。


「いたっ…」


「そんなこと話さないでさ。もう食べようよ。恭也たちもこれからどこか寄るんでしょ?あたしたちもバイトあるから。…こんな話するなんて時間の無駄、無駄」


優衣ちゃんは目の前にあるハンバーガーの包みを開いた。


そしてそのままガブッとかじりついた。


…結構、豪快だな…。


私も真似するかのようにチーズバーガーの包みを開いて食べる。


…おいしい…。


一瞬だけさっきの話を忘れられた。


でもすぐに思い出される。


…ミウさん…?


って誰だろ…?