嘘と秘密~悲しいラヴァーズ~

春山くんが意地悪く言う。


でも、次の言葉に私は顔を上げた。


「何で好きになったんだろう」


「へ?」


「お前のこと」




時間が止まったような気がした。


回りの音が全て消えてしまったような感覚に陥る。


目の前の春山くんは真っ直ぐに私を見ていて。


真っ直ぐ私を見てくる視線からは逃げられない。


「…え…?」




「好きだ。是永のことが」




再び時間が止まる。


すごく真剣な眼差し。


それにドキドキが加速する。


胸が高鳴る。