嘘と秘密~悲しいラヴァーズ~

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「サッカーって雨でも外なんだー」


春山くんが興味なさそうに言う。


「雷が鳴らない限りって言ってた気がする」


「わー、結構大変。俺、バスケでよかったー!!」


にこっと微笑んだ。


やっぱり八重歯は覗いていた。


私も力なく微笑んだ。


それを見た春山くんは真剣な顔になった。


笑顔は一瞬で消えた。


「何か元気ないね?…もしかして、芹沢と何かあったとか」


体がピクッと動いた。


体は正直だった。


突然じゃなくても素直だ…。


「図星か」