3つの人生(みち)




あれはいつだったかなぁ。


夏休みだったかなぁ。





私と青空くんはおなじバスケ部に所属していた。




その日は夜練だった(って言ってもまだ小学生だから18:00とかなんだけどね)




まだ夏だから18:00とか全然明るくて、寄り道しながら帰ったっけなぁ。






「アーイスアーイス♪私はアイス〜♪」



「なーに?私はアイスって…(笑)人間でしょ」



ってくだらない話をしながら二人で笑って歩いて家に帰ってたら







家の近くの公園で、星空がベンチに座っていた。





それと隣には…






彼女 …?





だよね。




女の子だもんね。





ワンピース着てるもんね。





髪綺麗だし長いもんね。






うん。うん。わかってる



私とは正反対。





ほんとにかわいい。







私は公園の前で立ち止まっていた


私の隣には青空くんがいた




青空くんは私の気持ちを察したのか





「海帆ちゃん。行こ?お家に帰ろ? 」





ちゃんと青空くんの声が聞こえているのに、返事ができなかった。







その瞬間








彼女が星空にキスをした







彼女はすぐにキスをやめて顔を真っ赤にしながら恥ずかしそうにしていた






彼女のそんな表情を見て星空も顔を真っ赤にして







次は星空の方からキスをした








私はいてもたってもいられないぐらい辛くなって走り出した






なんで






なんで涙がでるの






星空に彼女ができたんだよ?







いいじゃん。私。






嬉しいんじゃないの?








多分、その時は星空に恋心を抱いていたんだと思う









そんな甘酸っぱい初恋を胸にしまって













5年後













私達、3人は高校生になっていた