今でも鮮明に思い出せるあの記憶。 亮… 亮は幼稚園の時の約束を覚えているかな? 覚えていて欲しいけど欲しくないあの感覚。 「もも?」 「…ん?なぁに?遼くん」 あーぁ、私はだめだ。 どんなに亮が忘れられないからって、たとえ漢字がちがくても同じ名前の人と付き合うなんて。ばかばかしい。